私はパニック障害と双極性障害(躁うつ病)の治癒を目指してメンタルクリニックに通院しています。
双極性障害用の常用薬としてリーマスとデパケンR、パニック障害に伴う予期不安及び発作用としてメイラックスとワイパックスを処方されています。
このうち、ワイパックスについては認知行動療法の成果があって対処法が薬から呼吸法等に置き換わったので、処方を一時停止しております。
停止してからもう3年くらい経つので、呼吸法等への置き換えに成功したのかなと思っています。
そして2か月前の通院時に、パニック障害用に処方されていた残る1種類のメイラックスについて、医師から「普段の気分も落ち着いているようだし、メイラックスを少し減らしましょうか」とお話しいただいたことが、メイラックス減薬に取り組み始めたきっかけとなります。
私自身も平素の生活において、昔のように予期不安に悩まされることが無くなってきたので、良い頃合いなのかなと納得した上での減薬です。
これまで15年間服用してきたメイラックス、減薬は段階的に少しずつ進めることになりました。
最初の2か月では、2錠から1.5錠へ減薬しましたが特に問題はありませんでした。
抗不安薬の減薬|15年間服用していた、メイラックスの減薬を始めました
Contents減薬のきっかけメイラックス1.5錠の作り方段階的減薬の開始 減薬のきっかけ 先日、心療内科を定期受診した際、「落ち着いているようだし、メイラックスを少し減らしましょうか」とお話しいただ ...
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2か月目からは、1.5錠から1錠へ減薬することになりました。
これでもう、メイラックス錠剤を爪先で二等分に割るという日々から解放されます。
錠剤分割は作業的には簡単なのですが、現在減薬期間中であることを毎日認識するのはあまり気持ちのいいものではなかったので、安心しました。
1錠への減薬を開始したばかりですが、おそらく大丈夫だと思います。
「量が減ることに対する不安」は2錠から1.5錠への減薬が上手くいったことで、ほとんどなくなった自覚があります。
メイラックスは半減期が122時間と非常に長い薬ですので、本質的に穏やかに血中濃度が下がっていくので、おそらく減薬が比較的容易な薬のように思えます。
あとは、将来的に0.5錠から0錠になる時に感じるかもしれない「ゼロになることに対する不安」だけだと思います。
これは血中濃度などではなく、まさに感覚的なものですね。
ただ、それを予期して不安になることも、今の私には無くなりました。
仕事でのストレスが無くなることが、これほどまでに予期不安を無くしてくれるとは思いませんでした。
メンタルヘルスの観点からも、生涯社畜現役なんてとんでもない! あらためてそう思いました。