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楽天プラスシリーズに楽天・NASDAQ100が新登場
2024年1月30日に、楽天・NASDAQ100と楽天・SOXが設定されます。
新NISA直前の昨年後半からスタートした楽天・プラスシリーズ、以下の6銘柄が揃いました。
- 2023年10月27日:楽天・S&P500、楽天・オルカン
- 2023年12月22日:楽天・日経225、楽天・先進国株式(除く日本)
- 2024年1月30日 :楽天・NASDAQ100、楽天・SOX
楽天・NASDAQ100と楽天・SOXは、これまでの楽天プラス・シリーズと同様に「他社類似ファンドが引き下げを行った場合、当ファンドの信託報酬率も見直しを行い、業界最低水準にすることを目指します」と明記しているので、新NISAでの長期保有に適した信託報酬の設計になっています。
楽天S&P500・オルカン・日経225・先進国を競合ファンドと比較
Contents楽天プラスシリーズ(楽天S&P500・楽天オルカン・楽天日経225・楽天先進国株式)が新登場楽天プラスシリーズとライバルファンドの比較S&P500ファンドの比較オルカン ファン ...
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楽天・NASDAQ100とライバルファンドの比較(2024.1)
新NISA開始前年となる2023年は、人気インデックスであるS&P500とオルカン向けに、信託報酬が低く設定されたファンドが相次いで登場しました。
一方、S&P500やオルカンに次ぐ人気インデックスであるNASDAQ100は、長らく信託報酬が0.4%台と、相対的に高コストの時代が続いていました。
私自身も、かつてeMAXIS NASDAQ100に投資していたことがありますが、S&P500やオルカンのようなeMAXIS Slimシリーズではなく、eMAXISシリーズであったためか、信託報酬にスリムさを欠いていた記憶があります。
この状況を変えてくれたのが、信託報酬0.2%台のニッセイ NASDAQ100とSBI・インベスコQQQ・NASDAQ100です。
NASDAQ100ファンドの銘柄を比較(2024年1月時点)すると、以下の表のとおりです。
ファンド | 運用会社 | 信託報酬 | 純資産額 (百万円) | 運用 年数 |
iFreeNEXT NASDAQ100 | 大和 | 0.495% | 85,451 | 5年 |
NZAM・ ベータ NASDAQ100 | 農林中金 全共連 | 0.44% | 2,894 | 3年 |
eMAXIS NASDAQ100 | 三菱UFJ | 0.440% | 86,456 | 2年 |
たわら ノーロード NASDAQ100 | アセマネ One | 0.44% | 406 | 0年 |
SBI・ インベスコQQQ・ NASDAQ100 | SBI | 0.2388% | 1,875 | 0年 |
ニッセイ NASDAQ100 | ニッセイ | 0.2035% | 52,977 | 0年 |
楽天・ NASDAQ100 | 楽天 | 0.198% | ― | 設定前 |
「ニッセイ NASDAQ100」と「楽天・NASDAQ100」の二強時代到来か
SBI証券の投信マイレージ還元率が、ニッセイ NASDAQ100は0.05%であるのに対し、SBI・インベスコQQQ・NASDAQ100は0.022%しかありません。
そのため、上の表に記載した純資産額の大差で明らかなように、両ファンドの勝負はもうついたような感じです。
また、iFreeとeMAXISは運用年数の長さで、現在のところニッセイの純資産額をリードしていますが、伸び率から考えるともうすぐ逆転すると予想されます。
このまま、NASDAQ100ファンドはニッセイ一強時代が到来するのかなと思いきや、信託報酬がさらに低コストな楽天・NASDAQ100が設定されることになったのです。
しかもSBIの投信マイレージに相当する、楽天の投信残高ポイント還元率も0.05%と、ニッセイの水準に揃えてきています。
S&P500ファンドが三つ巴の様相であるのに対し、NASDAQ100ファンドは一騎打ちとなるのか、eMAXIS Slimシリーズなどが新規設定してくるのか、まだわかりませんね。
これからも各証券会社・各ファンドが、ハイレベルな競争で新NISAを盛り上げて欲しいところです。
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