仕事と認知行動療法の両立は困難でした
現役時代の認知行動療法は、時々思うように進捗しないことがありました。
それどころか、再発して逆戻りすることもありました。
私の経験上、これらの原因は次のとおりでした。
- 飛行機・新幹線を反復練習するためのまとまった自由時間が確保できない
- 仕事のストレスが乗物のストレスと相乗し、パニック発作や回避行動を誘発する
- 出張、転勤、単身赴任などの恐怖が予期不安として頭から離れない
まさに仕事が認知行動療法を妨げ、パニック障害からの回復を阻害していたのです。
退職後はお金と時間の自由を確保して認知行動療法も順調
仕事に人生を支配されてしまった教訓から、前半生の終盤から経済的自由を得るための準備をすすめてきました。
- iDeCo、NISAを活用した資産形成(定年後資産運用の財源作り)
- 退職金等の資産運用へ向けた準備や事前検証(不労所得の確保要領)
- FPの知識を習得して自分でライフプランニングを実施(経済的自由への手順を可視化)
- 確定申告スキルの向上(定年後支出の最小化)
- 在宅ワークスキルの習得(時間拘束無し、雇用ではなく個人事業主を想定)
このように周到な準備を進めていたので、多くの同僚が定年後も再就職を希望する中、自信をもって少し早めに退職して無職になることを選択できました。
無職といっても、在職中よりはるかにやる気と希望に満ち溢れた精神状態にあります。
必然的に、今までの中で一番余裕がある認知行動療法をできるようになりました。
仕事に起因するストレスが解消されたので、パニック障害の改善は飛躍的に進んでいます。
退職がすべての悩みを解決してくれました。
経済的余裕があるならばもっと早期に退職できたのに、若い時にちゃんと資産形成・資産運用を勉強しておけばよかったです。
そうしたら今頃パニック障害も回復していたかもしれません。
経済的自由の確保、子供の頃の「将来の夢」にしたくなるくらい大切ですね。