先週は職場で挫折を味わいました。
出張の打診があったのです。
乗車トレーニングも順調に進んでいるし、ある程度なら頑張ろうと思ったのですが、出張先は沖縄でした。
私が作成した不安階層表の最終目標地。
今の私ではとても行けるような状態ではなく、上司に
「昨年、前の部署で調子を悪くして以来、飛行機に乗れないのです。少しずつ良くはなってきているので、またの機会にお願いします。」
と申し出て、了承いただきました。
聞いてくれた上司に感謝です。
また、以前はこんな恥ずかしい事を人に話すなんて全くできなかった自分の変化にも驚きました。
あるべき姿ではなく、あるがままの姿の方が生きやすくなったのは確かです。
この沖縄事件後、初の乗車トレーニング。
事件後にやや調子を落としたため、間隔が1ヶ月空いてしまいました。
今日はカウンセリングの日でもあり、心理士の先生からも、定期的なトレーニングの大切さを教わりました。
確かにちょっとペースが遅れてきています。
少し風邪をひいているので、今日はやめようと思っていましたが、ベストな状態なんてそうそう無いし、チャレンジしました。
ロマンスカーで新宿から新百合ヶ丘の間をトレーニングしようと思ったのですが、その時間帯には新百合ヶ丘駅に停車するロマンスカーがありませんでした。
新宿から町田まで無停車のロマンスカーはありましたが、成功することは困難と感じたので、快速急行で新宿から新百合ヶ丘までを復習することにした。
ホームに来ると、やはり不安が出てきました。
ただ、ここまで来た以上、止めたら明確に回避の記憶が残ってしまいます。
電車が入線し、停車しました。
目の前で開いたドアに乗りこむのを思わず躊躇してしまいましたが、数両隣まで歩いて、意を決して乗車しました。
しばらく着座して目を閉じて呼吸法すると落ち着いてきました。
前回のトレーニングメモを読み直し、新しく今回のメモを取り始めると完全に平常心。
今、下北沢を出ましたが、乗車前の葛藤などまるで無かったかのような心境です。
沖縄事件後、落ち込んだり風邪をひいたりいろいろありましたが、変わらぬスタートラインに戻れてよかったです。
せっかくなので、帰りは新百合ヶ丘から新宿までロマンスカーで20分間ノンストップにチャレンジすることにしました。
ロマンスカーの切符を買う時に少し緊張を感じました。
ただ、必ず座れることには安心を感じました。
現在ホームの椅子に座っています。
到着8分前。
まだ緊張感は高くありません。
到着5分前。
少し緊張感が出てきましたが、まだ自然な感じ。
いよいよ入線。
耐えられないほどではないですが、急に緊張感が高くなりました。
呼吸法をするとともに、この中に閉じ込められるのではなく、この中でゆっくりできるのだと考え方を変え、落ち着きを取り戻しました。
着座すると、ゆったりとした座席であり心地よく、完全に平常心になりました。
【認知行動療法】乗車トレーニング挫折の危機(2012年11月)
今回のトレーニングメニューは新宿から町田の30分間無停車。 前回のトレーニングから1ヶ月以上空いてしまい、やや不安感がありました。 しかし、これ以上間隔が空いてしまうと、これまでのトレーニングが無駄に ...
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