パニック障害

【認知行動療法】飛行機トレーニング(伊丹ー羽田:2014年9月)

昨日、電車での最終目標であった新幹線のぞみの「新横浜ー名古屋:無停車区間1時間半」を達成した私は、今大阪にいます。

11年前、パニック発作を明確に自覚した時期に住んでいたのは大阪でした。

大阪からの復路は、パニック障害を発症してから初めてとなる飛行機に挑戦することに決めていました。

伊丹ー羽田は1時間、新横浜ー名古屋の1時間半より短いのだから、きっと行けるはず。

当日のトレーニングメモを、以下に記載します。

1400 万博記念公園駅。ワイパックス1錠。若干の緊張感。たぶん大丈夫だけど。

1403 モノレール出発。落ち着いた。

1430 伊丹空港着。

1443 ポララミン1錠。不安感が出てきて、そして強くなる。が、逃げる気はない。ここで逃げてはいけない。

1448 ゲート前のイス。不安感と何とかなるという気持ちが交互に訪れる。メモに集中していると落ち着く感じ。12年前のエジンバラ行きの時の不安に打ち勝った成功と、11年前の羽田で不安に敗北して降りた失敗の差に思いをはせる。前者は降りることの羞恥心が不安に勝った。後者は泥酔していて正常な判断力や自制力を欠いていた。今は判断力ならば、平常と変わらぬくらいはっきりしている。あとは、前日の新幹線の成功等を根拠にした自制力が不安に勝てばいい。何とかなると思える。

1500 ワイパックス1錠。

1510 保安検査場通過。比較的落ち着いている。

1515 搭乗口前に来たところ、そのタイミングで搭乗案内開始。少し不安になり、トイレに行く。

1518 搭乗口通過。強い不安が来たが、「そこには(不安になるような事は)何も無い」という言葉が頭に降りてきて、それをお経のように頭の中で繰り返しているうちに落ち着いてきた。ここで不安が完全に去り、成功を確信した。

1520 機内へ。完全に平常。余裕すらある。

1655 羽田到着。椅子に座りリラックス中。

飛んだ。確かに飛んだ。今後、不安が完全に消えるまで訓練に時間がかかったとしても、11年ぶりに飛んだというこの事実だけは変わらない!

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