はじめての確定申告
2017年2月、初めて確定申告をしました。
これまでの私は典型的なサラリーマン(?)で、年末調整くらいは知っていた(内容の理解はあやしい)のですが、確定申告というのは無縁なものだと思っていたのです。
それが、2016年に自宅を購入し、住宅ローン控除を受けるにあたって、初年は確定申告が必要だということが分かり、急ぎ勉強することになりました。
医療費控除とセルフメディケーション税制
折しもセルフメディケーション税制というのが始まったらしく、これに伴う確定申告の要領について職場で講習会があったので、いい機会だからと受講しました。
私は住宅ローン控除の申告要領が目当てだったのですが、講習会の参加者の多くは新しくなった医療費控除の申告要領について熱心に質問していたので、何となく医療費控除にも挑戦しようかなという気持ちになってきました。
家に帰って、医療費関係の領収書を確認すると、私の場合は家族人数が多いせいもあってか、セルフメディケーション税制よりも従来の医療費控除で申告した方が、より多くの控除が得られるということが分かりました。
今まで使い捨てだった医療費、きちんと申告すれば控除が得られるというのは驚きでした。
講習会というより、義務教育で教えて欲しい内容ですね。
添付忘れはありましたが、無事に確定申告できました
講習会でもらってきた書類を使って、自宅で実際に申告書を作成しようとすると、やっぱりわからない。
講習会あるあるで、その時はわかったつもりになっていたのです。
このまま申告するのは不安なので、結局「いちばんわかりやすい確定申告の書き方」という本を買ってきて、これを1つ1つ確認しながら申告書を作成しました。
初めての時には、このように具体的な記載要領を実例交えて説明してくれている本が必要ですね。
作成した確定申告書に添付書類をつけて、簡易書留で郵送しました。
すると3月上旬、税務署から「書類の提出について」という封書が来ました。
開けてみると、「土地の売買契約書及び建物の請負契約書の写し」が添付されていなかったので提出せよとのこと。
てっきり、住宅ローン控除の紙だけでいいと思っていたので、住宅購入の時にやり取りした山のような書類をもう一度ひっくり返して探すことに。
散逸しないよう一か所にまとめてはいたものの、不動産関係の書類は私にとっては難しいものが多くて見直す機会は無く、それ以上にその時期は自宅購入の喜びで書類の存在を完全に忘れ去っていたのです。
これって何の紙だっけ?と今更ながらに図面等を丁寧に見返しながら、ようやく税務署から求められていた書類を発掘、もとい発見しました。
よく考えたら購入した家や土地の契約書を把握していないって、税務署さん、ご指摘ありがとうございました。
そして4月上旬、税務署から口座へ還付金の振り込みがありました。
勉強にもなったし、時給(?)も悪くないです。
確定申告、やってよかったと思いました。