資産運用

【固定資産税】スマホ決済、軽減制度、経費計上を活用した支払い方法

2023年9月10日

【固定資産税】スマホ決済、軽減制度、経費計上を活用した支払い方法

固定資産税とは

固定資産税は、不動産がある市町村に対し、不動産を保有している人が支払う地方税です。

不動産を保有している間は、毎年払い続けなければなりません。

住宅ローンだけでも大きな負担ですが、固定資産税もかなりの出費ですね。

経済的自由を維持する上での大敵です。

固定資産税の支払い方法:回数編

固定資産税の支払い回数は、一括払いと、四半期ごとの分割払いの二通りから選択できます。

私は固定資産税を払うようになってから数年間、手数料等が安く済むと思って一括払いをしていましたが、実は一括払いも分割払いもトータル金額が変わらないことを今年初めて発見しました。(なんで一緒なんだろう?)

お金の価値は時間で変動します。

納税額が確定しているのに支払いのインターバルが1年間もあれば、インフレ率で円の価値が2%程度下がりますし、資産運用していたら5%程度は年利がつきますので、今1万円払うより1年後に1万円払う方が安いのです。

というわけで、今年から分割払いに変更しました。

固定資産税の支払い方法:決済編

令和5年度から地方税統一QRコードを活用した地方税の納付が開始されました。

令和5年4月1日から、地方税統一QRコード(eL-QR:エル キュ-ア-ル)を活用した地方税の納付が開始されます。

固定資産税や自動車税種別割など納税者の皆様に馴染みの深い地方税について、今後、地方団体から送付される納付書に付されたeL-QRを読み取ることで、地方税共同機構が管理・運営するeLTAXエルタックス内の特設サイト(「地方税お支払サイト」)や、スマートフォン決済アプリを通じたキャッシュレス納付が可能となるほか、eL-QR対応金融機関であれば全国どの金融機関窓口でも地方税の納付が可能となりますのでお知らせします(eL-QRの導入により金融機関における地方税の収納事務も大きく効率化されます)。

総務省報道資料(令和5年3月31日)より引用

固定資産税は税額が大きいし、QRコード決済が使えるようになって、絶好のポイント稼ぎ場となりました。

私は楽天ペイで支払いました。

楽天ポイントには「通常ポイント」「期間限定ポイント」「他ポイントからの返還ポイント」の3種類があります。

つみたて投資には「通常ポイント」しか使えませんが、地方税統一QRコードの決済では全てのポイントが使用可能でした。

最近の電気料金高騰により他ポイントが相当たまっていたので、これを楽天ポイントへと変換して楽天ペイの固定資産税納付に活用しました。

固定資産税の支払い方法:将来編

現在までのところ、私が工夫できたのは支払い回数と決済方法しかありませんが、将来的にはもっと有利に固定資産税を支払いたいと考えています。

軽減制度の活用

固定資産税には様々な軽減制度があります。

大きく分けて新築時のものとリフォーム時のものがあり、新築時のものは多くの方が住宅購入時にプロの方が説明して下さるので見逃すことは少ないと思いますが、リフォーム時は新築時ほどにはお世話をして下さる方が少ないので、地方自治体のHPなどを確認しておく必要があります。

  • バリアフリー改修工事(廊下の拡幅、階段の勾配緩和、スロープ、手すり、浴室改良、床面滑り止め等)
  • 省エネ改修工事(窓の断熱改修、壁の断熱改修、天井の断熱改修等)

その他にも、災害があった時、国や自治体の施策に連動して、新たな軽減制度ができることがあります。

個人事業主の経費として計上

私は人生前半で苦しんだサラリーマン生活には決して戻りたくないので、後半生は「在宅ワーク(組織や上司不要の個人事業主)」「退職金等の資産運用」「各種年金」などで生計を立てる計画です。

固定資産税は、在宅ワークを行う上で必要なもの(事業所=自宅の一部)に係る税金のため、事業上の必要経費になります。

同様の考え方で、住宅ローンの利息も経費計上できます。

もし事業所得が少なくて、固定資産税を含む必要経費を差し引きすると赤字(損失)になった場合でも、他の所得と損益通算(損失を他の所得から控除)できるので便利です。

住宅ローンはいつか終わりますが、固定資産税は一生ついて回ります。

支払方法を工夫して、上手に付き合っていきましょう。

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