パニック障害

【認知行動療法】飛行機トレーニング(羽田ー札幌:2014年12月)

前回の飛行機トレーニングで、11年ぶりに飛行機に乗ることができ、伊丹-羽田間をクリアしました。

今回は飛行機トレーニング第2弾として、札幌の実家へ向かうことにしました。

11年間も飛行機に乗れなかったので、久々の帰省になります。

当日の行動を以下のとおり時系列で整理します。

 

1330 ここまで無かった不安感が少し出てきた。搭乗1時間前に飲もうと思っていたワイパックスを1錠。

1335 妻と空港内のマックに行く。雑談して飛行機から気がそれると、不安感が減った。気をそらす目的も兼ねて、メモ開始。今日はメモも薬も不要と思うくらいここまで来ていたが、気をそらす必要はありそうだ。

1400 保安検査場を通過して出発口へ向かう。不安感が強くなる。札幌でパニックが再発して東京に帰れなくなるのではとか、不安になる要素をたくさん見つけて、自分の足を止めようとしていることに気づいた。冷静になるよう努め、少し落ち着いた。

1420 これから搭乗との時に、近年経験した事が無いくらい強烈な回避衝動が来てパニックになった。妻に、とても乗れそうに無いと打ち明けた。今日はテンポが悪かったからねと言われたが、もちろん妻が回避を選択するはずが無く、ワイパックスを1錠追加したり、歩き回ったりして何とか打開しようと努める。自分でも、ここで回避したら、これまでの努力が全て無駄になることはわかっており、それは嫌だった。自分の手が不自然なくらい震えているのを感じた。妻が、深呼吸をしたらと言ったので、深呼吸した。落ち着いた感じがしたが、何せ今回はここまでの混乱や疲弊が半端ではなく、落ち着いてはいるのだが、前回の成功から後退した感じや、毎回こんな感じで乗るのはきついとか、また不安の強烈な波が襲ってきはしないだろうかとか、ネガティブな事ばかり考えた。

1430 着座。たぶん大丈夫だろうと思えるくらいには落ち着いた。だが、前回のような清々しい達成感とは無縁だった。とにかく、札幌には行けるだろう。ただ、今後も大丈夫なのか、妻がいないと乗れないのでは、仕事では無理なのでは無いか、釈然としない気分だった。

 

一回成功すればそれで終わり・・・では無いことが痛いほどわかりました。

成功確率を高めるためのトレーニングを継続することにします。

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