年始に新幹線こだまで東京ー京都の往復に成功したので、今回はついに新幹線ひかり(静岡県内に複数駅停車するタイプ)に挑戦しました。
前日までの焦燥感はあまりなかったです。
当日も東京駅で新幹線に乗り込むこと自体は抵抗無かったのですが、品川や新横浜まではともかく、新横浜以降は20〜30分程度の無停車区間があることを意識してしまい、予期不安が発生しました。
不安が強くなったら、こだまに乗り換えることとし、もしひかりで全部行けたらラッキーと考えることにしました。
もうすぐ新横浜とのアナウンスがあった時に予期不安が発生しましたが、風邪薬が効いて眠かったこともあり、乗り換えを思いとどまれました。
この先、名古屋ー京都の今回最長区間37分までは、全て30分以下の区間であると頭が理解しており、名古屋までは大丈夫と思い予期不安は無くなりました。
名古屋到着の手前でやや予期不安が起きましたが、このひかりによる東京ー新大阪、全体3時間のうち、もう2時間乗って来て、これがあと1時間続くことには十分余裕があるように思え、かつ1時間のうち名古屋ー京都は37分、そう考えると大丈夫と落ち着きました。
往路はこうして、最後までひかりで行けました。
復路も同じタイプのひかりに乗車。
乗車前の予期不安は往路より強かったです。
理由は、京都ー名古屋の最長区間37分が、新大阪ー京都15分の次にすぐ訪れてしまうので、往路のような少しずつ距離が伸びる自信の積み上げや、トータル乗車時間の長さによる慣れが期待できず、乗車前後の緊張感が高い状態で、最長区間の挑戦可否の決心が迫られるためでした。
結果は、間も無く京都とのアナウンスであっさりと下車を決心。
もちろん、この決心に至るまでに、すごく脳内ドラマがありました。
- 不安
- 多分いける
- 恐怖
- 大腸や胃の内視鏡でも10〜20分耐えたのだから大丈夫
- でも往路と明らかに違って落ち着かない
- 呼吸法で心を落ち着かせてあわよくば寝よう
- やばいもうすぐ京都だ間に合わない
- 何かこの15分がやけに長くかつ精神的にもきつかった
- 次は37分区間、この苦しい15分の倍は耐えられない
以上のような感情に翻弄されてしまい、自ら妥協したのは否めません。
ただ、下車した後の挫折感はさほど無かったです。
前回の新幹線こだまの乗車トレーニングでは、復路の京都ー米原26分に乗り込むことができず、一度新大阪へと逆方向に行き、何とかこだまに乗れました。
今回は京都駅で新幹線ひかりから下車したものの、京都からは新幹線こだまの京都ー米原26分をクリアできたので、少なくとも前回よりは前進したことになるのではないかと思い直したのです。
とはいえ、あのままひかりに乗っていたらもうすぐ東京到着なのも事実です。
ひかりとこだまの到着時間差は1時間。
新大阪ー東京は、こだま4時間、ひかり3時間、のぞみ2時間半。
いや、単なる時間差だけで無く、これが仕事の出張で上司や同僚が一緒だったら、こだまという選択肢にはならないのです。
やはり、のぞみまでクリアしないと、人生の可能性に影響を及ぼす事実は否めません。
こだまで行けたから良しとせず、何とかしなければならないのです。
今回に限らずですが、自分の頭の中で、乗車時間の達成経験が、乗れる・挑戦の余地あり・乗れないの判断基準になっています。
予期不安さえ乗り越えれば大丈夫と理屈ではわかっているのですが、今回のように乗車前の予期不安解消に失敗すると、頼りにしていた不安解消法が通用しなかったと感じ、逆に不安の増幅を許してしまいます。
とにかく30分超の無停車区間も大丈夫ということを体に覚えさせるため、反復トレーニングします。
お金も時間も体力も結構かかりますが、普通の人のように新幹線や飛行機に乗れるという夢を信じて、頑張ろうと思いました。
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