パニック障害

【認知行動療法】不安階層表を作成し、段階的トレーニングを開始(2012年6月)

【認知行動療法】不安階層表を作成し、段階的トレーニングを開始(2012年6月)

これまでの通院治療では、乗り物克復への前段階として、抑うつ気分が日常生活に支障が無いレベルまで回復することを目指していました。

しかし、仕事の出張というイベントは立場が進んでいくとますます回避しにくくなり、いずれ乗り物に乗るか、退職するかの決断を迫られることになります。

そこで、先生に申し出て乗り物トレーニング専門のカウンセリングを受けることにしました。

カウンセリングで教わったのは、認知行動療法というトレーニング方法と、呼吸法や筋弛緩法という心の整え方でした。

不安や恐怖の対象となる状況を、その強さ順に整理した不安階層表を作り、段階的にトレーニングしていくことになりました。

強さを数値化する例として

  •  0:苦痛なく行動できる
  •   50:頑張ればなんとかできる
  • 100:どうにもできないほど不安

という目安がありましたが、自分が作った表を見ると、ほぼ0と100になりました。

これでは段階的トレーニングにつながらないので、例えば妻と一緒に乗るとか、いろんな補助条件を用いて、何とか不安階層表を作成しました。

思い立ったが吉日、通院の帰りに早速トレーニングを開始しました。

やる気に満ち溢れている状態。

こういう心境でトレーニング効果があるのか違う意味で不安(疑問)に思いながらも、まあ、いろいろなケースがあってもいいと、余計な不安は拭い去りました。

不安階層表で最も低難度に設定した路線の起点駅に到着。

乗れる気満々。設定が甘すぎたかな。

恐怖感が無いトレーニングはいかがなものかと思いましたが、恐怖感が来なければ、それはそれで成果であろうと思い直しました。

直前に受けたカウンセリングによるポジティブシンキング効果なのかもしれません。

まもなく電車がまいります、とのアナウンスに驚きましたが、不安といえるまでの感情は無かったです。

ドアが開き、スムーズに乗車。

全く恐怖感無しで、なんか当てが外れた感じもするくらいでした。

この調子で、成功体験を積み上げて、最終的な目標である飛行機・新幹線を克服したいと思います。

【認知行動療法】快速電車の乗車トレーニング(2012年8月)
【認知行動療法】快速電車の乗車トレーニング(2012年8月)

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