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喫煙後にパニック発作
過去の話となりますが、自宅で夜、突然落ち着かなくなる原因不明のパニック発作があり、久々にワイパックスを服用して何とか落ち着かせて寝たということがありました。
その後しばらくは、特に気持ちが落ちることも無く過ごせましたが、もうすぐゴールデンウイークに入るとなったころから、長期休暇ではパニック発作が起こることが多いという経験則を思い出してしまい、予期不安を感じるようになってきました。
長期休暇と予期不安・パニック発作の相関性(2020年5月)
ゴールデンウィークもそろそろ終わる5月4日。 長期休暇特有の漠然とした不安をある程度強く感じたので、夕方5時頃にワイパックスを1錠ずつ飲んだのですが、不安は無くなりませんでした。 午後8時頃、家族で公 ...
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ゴールデンウイークに入って数日後、夕方にタバコを吸ったとき、漠然とした不安が強くなってきました。
その時はまだ発作までには至らなかったのですが、その後しばらくしてから、少しずつ、そして急激に不安が制御不能となり、パニック発作が起きてしまったのです。
実は以前から、タバコと予期不安・パニック発作の相関性が気になってはいました。
これまで酒と予期不安・パニック発作の相関性については、パニック障害になってしまったきっかけでもありましたし、医師からもベンゾジアゼピン系抗不安薬との相互作用等から強く戒めていただいていたのですが、タバコは若い頃からの悪癖で続いてしまっていたのです。
パニック発作で飛行機から降りてしまった(2003年10月)
友人の結婚式に参加するため、前日に大阪から東京へ飛行機で移動しました。 その日は高校時代の仲間と麻雀などして過ごしました。 麻雀なんてものは、勝ったり負けたりで、普段はそんなこと気にもしないのですが、 ...
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タバコ=リラックスという勝手な思い込みから、新幹線乗車前や飛行機搭乗前、または仕事のストレス強度が高くて頭から離れない時などは、気持ちを切り替えようと喫煙していたのです。
しかし、よくよくパニック発作になった時の日記を読み返してみると、タバコによって得られた効果はリラックスとは真逆でパニック発作そのものだったのです。
「タバコ=パニック発作」に気づき禁煙に成功
喫煙者であった頃の記憶を思い出してみると、なぜかこれから新幹線に乗る、これから飛行機に乗る、という勝負をかける直前に必ずと言っていい程タバコを吸いに行っているのです。
そしておそらく乗車や搭乗の時にニコチンの血中濃度が下がるのでしょうか、強い予期不安やパニック発作が起きています。
こういう現象が乗物イベント時だけならば、相関性があるというのは言い過ぎかとも思いましたが、普段の生活の中でも起きてしまっているので、私の経験上は何らかの相関性があるものと思いました。
禁煙については若い頃から何度か挑戦したことがありましたが、長続きせず続いていました。
しかし今回の件で「タバコ=パニック発作」ということを学習して、タバコに恐怖してしまい、即日かつ完全に禁煙することができました。
禁煙してからは、このような形でのパニック発作に襲われることは無くなりました。
パニック発作になって良かった事として、仕事人間から家族最優先へと価値観を修正できたこと、経済的自由を得て早期退職(飛行機出張や電車通勤からの解放)しようと資産運用を学べたこと、他にもいろいろありますが、禁煙もパニック発作の恐怖感が無ければ成功しなかったと思います。
もちろん、パニック発作になったがゆえに、苦労したこと、命の危険を感じたこと、諦めざるを得なかったことも多々ありますが、あえて強がりを申しますと、失うばかりではない、得たものもある、自分の前半生を振り返ってそう思えるようになりました。